今日は、どうしましたか?
「あ、あ、あの…」
うん?どうされましたか?
「えっと、あの、自分…」
何か言いにくい内容ですか?
「い、いえ、そういうわけじゃなくて、緊張…」
それでは、一緒にゆっくり大きく深呼吸しましょう。
「スーッ、ハーッ」
どうですか?少しは楽になりましたか?
「はい」
緊張しなくても大丈夫です。何でも気楽に話してくださいね。
「はい、自分は緊張しやすくて人前で直ぐにあがってしまうんです」
なるほどぉ。
今日の相談はあがり症のことですか?
「はい」
人前であがってしまうということですが、
具体的にはどんな時でしょうか?
「とにかく人前に出るとあがってしまうんです。
相手が一人でも大勢でも、女性でも男性でもです」
それはお困りでしょう。
「はい、仕事で上司に報告やプレゼンをする時などは呼吸が苦しくなって
自分が自分でないような感じになります」
極度のあがり症ですね。
誰しも大勢の前や異性の前では緊張もありますし、
多少なりともあがってしまうものです。
しかし、ある程度社会生活上の慣れでそれは克服できるものです。
あなたのあがり症はかなり深刻だと思われます。
「あがり症を治すことはできないのでしょうか?」
あがり症は心拍数や体温、血圧が急上昇するため、動悸や発汗、震えなどの症状が起こるのです。
これらの症状を抑える薬があります。
「薬ですか…、副作用などは大丈夫でしょうか?」
薬ですから、副作用は付き物です。
「副作用が心配です。副作用のないものはありませんか?」
薬がイヤだとなると…
トレーニングするしかありません。これなら副作用の心配はありません。
「トレーニングですか?トレーニングであがらなくなるんですか?」
そうです、まぁ完全にあがらないようになるかならないか個人差はありますが、
トレーニングでかなり克服できます。
「どんなトレーニングですか?」
簡単ですから、よくお読みになって早速実行してみてください。

「わかりました、早速実践してみます、どのくらいで効果がでますか?」
早い人だと1週間くらいからですが、まぁ目安として3ヶ月くらいは
みておいたほうが良いでしょう。その後も継続することで、
よりあがり症を克服できるようになります。
「ありがとうございました」
おだいじにどうぞ…